心の話

統合失調症の症状について書き出してみる

私の母は、現在も統合失調症で通院中です。症状はよくなったり悪くなったりを繰り返し、場合によっては通院していた別の精神病院に入院することもあります。

病院の先生に過去の症状を聞かれることもあるので、記憶に残っている限りここに書き出していこうと思います。

精神病は、病院で診断されないと『ただの変な人』に見られてしまうこともあります。具体的な症状の参考としても、見ていただけたらいいなと思います。

盗聴器が付いていると信じ込む

この記事にも書いた出来事です。

朝起きたらお母さんがいなかった。「統合失調症」を知った15歳。 いつか書きたいなと思ってた家族の話。意外と早かったそのいつか。ぼちぼち書いていきたいと思います。 気づけなかっ...

深夜、寝ていたら誰かが寝室に入ってきて目を覚ましました。警察でした。びっくりしてチラチラ見ていましたが、子供心に気づかれたらまずい気がして寝たふりをしました

母は「誰かに盗聴されてるんです!」と主張していたけど、警察が家中調べても、盗聴器は見つかりませんでした。

壁に穴が空いたと信じ込む

賃貸で住んでいたマンションの壁に、ある日「穴が空いた!」と言い始めました。どうやら、湿気で壁が腐り落ちたらしい。

穴が空いたという部分には新聞紙が貼り付けてあって、危ないから近づいちゃダメよと言われました。だいぶ大きい穴らしく、壁の下部分はほとんど新聞紙で覆われていました。

ちなみに14階。まだ小学生だった私は、「近づいたら落ちる!」と思って素直に近づきませんでした。しばらくして引っ越したから、本当に穴が空いていたのかは今もわかりません。

新聞紙の向こう側から、風が吹き込むことも、外の音が聞こえてくることもなかったのは確かです。

眼つきがやばい

これ、別に悪口とかではなく。

母は、基本はいつも温和です。とてもやさしく、表情もほんわかとしています。

それが、ある時期、眼つきがガラッと変わったときがありました。瞳孔を開いてこちらを睨みつけて、「頭おかしいんじゃないの?」と言われたこともありました。今までの母からは考えられない言葉です。

どんな会話でその流れになったのかは忘れてしまいましたが、そのときの母の表情だけははっきりと覚えています。それからも定期的に、眼つきがギョロギョロと鋭くなることが多々ありました。

母の病気が発覚する少し前の話だから、今思えば、もう色々と限界だったんだろうなぁ。

自分で言ったことを忘れてしまう

母の病気が発覚するまでは、ただの物忘れが激しい人なのかと思っていました。けれど、思い返すと物忘れの激しさも、症状の1つだったのかと思います。

物忘れをする人って、「そうだったっけ?忘れちゃった〜」とか、「そんなこと言ったっけ?覚えてないなぁ」とか、どこかで『自分が忘れたかもしれない可能性』をわかっているような気がします。

母の場合は、なんだろう...。『言ってないことが母の中で真実』のような感じかな。

「そんなこと言うわけないじゃ~ん」「ありえない」「忘れるはずないでしょ〜」と、あっけらかんと言うんです。それが数時間前のことでも、複数の証人がいても、母の中ではもう自分が言ったことではないようでした。

私が誘拐されたと思い込む

ある日の夕方、飲み会に向かう途中の私に1本の電話が入りました。姉からでした。

「お母さんが警察に保護された。なんで電話に出ないの?」

携帯を見ると、母から着信が入っていました。私が気づかず出れなかったことで、母は私が電話に出れない状態=誘拐されたと思ったようで。

母は現在一人暮らしをしています。自宅のベランダから、「子どもを返せー!!どこに連れて行ったー!!」と叫んでいるところを、警察に保護されたようでした。そのまま何度目かの入院となり、手続きのため私は飲み会をキャンセルして病院に向かいました。

愛が重いぜと思いつつ、飲み会に参加できないことが悲しくて駅のホームで少し泣きました。行きたかったな、飲み会。

敵認定した人にはとことん心を閉ざす

母の中で、なにがきっかけで相手を敵と見なすのかはわかりません。ただ、1度自分の敵だと思うと、絶対に信用しませんでした。心を閉ざすだけではなく、相手から攻撃される不安も出てくるようでした。

  • 「通帳はどこかに隠してね。◯◯さんが盗みに来るからね」
  • 「あの人は、私の悪口ばっかり言うの。妬んでるんだと思う」
  • 「◯◯さんに電話しないで。信用しちゃダメ。全部壊されちゃうから」

福祉の人に対してもそうだったので、私と姉はなんとか宥めつつ、福祉サービスを受けたり病院に連れて行ったりしました。

ただ、母の言葉の中にも真実があるのかもしれないと思うと、全てを聞き流して無下にするわけにもいきませんでした。『事実なのかわからない』前提で話を聞くのは、意外と体力を使うものだなと知りました。

 

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思い出したら、随時追加していこうと思います。